子どもの頃は、神社やお寺の意味もわからず、適当に参拝しましたが、神社やお寺には、それぞれの意味があります。
たとえば、「神宮」は天皇の祖先の霊が神として祀られています。神宮を参拝することで、平和、国家安泰、家内安全が叶います。
「八幡」には、八幡神が祀られています。必勝祈願、安産祈願、厄除け、長寿にいいそうです。
「天満」には、学問の神様として知られる菅原道真が祀られています。合格祈願、学業成就で受験生がたくさんお参りします。
「稲荷」には、五穀をつかさどる食物の神が祀られています。商売繁盛、豊作祈願のお願いをします。
初詣はいつまで行けばいい。
初詣はいつまで行けばいいという決まりはありません。その人はその年、初めて行く場合は初詣となります。
でも常識的には家族や個人の場合は正月3が日のうちに参拝するのがいいと思います。法人で行く場合には1月中でもいいみたいです。普通は仕事初めに参拝します。会社でいうと通勤する最初の日です。初日は初詣で終る会社もあります。
初詣は節分までに行きましょう。
初詣にはいつまでに行かなければいけない決まりはありません。でも、学者さんは節分までにお参りすることを推奨されています。
節分は立春の前日です。立春は季節の変わり目です。立春は年初に相当します。春の始まりと年の始まりを告げる日です。
立春を過ぎると、新たな年がはじまります。それまでに新しい年の祈願をしましょうということです。一般的には年神様がいる正月3が日に行く人が多いです。また、1月1日から1月7日の松の内の期間に行く人もいます。
地域によっては、小正月の1月15日まで行く人もいれば、二十日正月の1月20日までに行く人もいます。
初詣の由来
初詣はもともと「年籠り」という行事でした。その家の家長が、新年を平穏に暮らせるようにと大晦日の夜から元日の朝にかけて神社に籠もったことが初詣の由来です。
そのため本来は、初詣は大晦日の夜から元旦にかけて行うものです。旧暦では立春の前後に相当します。
「年籠り」は時代とともに少しずつ変化しています。大晦日の夜に詣でる「除夜詣」と元旦の朝に詣でる「元旦詣」に分かれました。
元旦詣では江戸時代末期までは、その年の恵方(歳徳)の方位にある神社やお寺に参拝したそうです。平穏を祈願する恵方詣りが定着していました。
私の子どもの頃によく初詣に行きました。自宅が京都に近いところにあったので、たいていは大晦日の夜に電車に乗って、夜中じゅう京都の町をぶらついて、元旦の朝に家に帰ってきた記憶があります。
大晦日の夜はどこの神社やお寺も満員でした。押し合いながら参拝した経験があります。今はずっと家にいます。
まとめ
初詣はいつまでに行けばいいという決まりはありません。でも、なるべく節分までには行った方がいいみたいです。
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