妊娠中は正月太りしやすいそうです。
どうして妊婦さんは正月太りしやすいのかというと、妊娠中の体質の変化が原因です。
妊娠中の正月太りの原因
女性は妊娠するとお腹の赤ちゃんのために、栄養を多く吸収しようとします。妊娠前の食事量と変わらない場合でも、妊娠中は多くの栄養を吸収するため太ってしまいます。
特に正月はいろいろなごちそうが出てしまいます。思わず食べてしまいますよね。それが妊婦さんの正月太りの理由だそうです。
しかも、女性の体はお腹の赤ちゃんを守らなければいけません。そのために、妊娠中は皮下脂肪もつきやすくなります。
また、正月は親戚や友人が集まりやすいです。どうしても、妊婦さんに対して、やさしくなってしまいます。「妊婦さんは動かなくていいよ。」「妊婦さんなんだから、お腹の赤ちゃんの分まで食べなさい。」とか、友人なら断ることはできるけど、親戚の年上のおばさんたちから言われると断りきれません。
また、正月に食べるおもちは、ごはんと違って、見た目よりもカロリーがあります。ごはんなら一膳しか食べなくても、おもちなら2、3個食べてしまいます。おもち1個がごはん一膳と考えていた方がいいです。
妊婦さんの正月太り解消法
妊婦さんの正月太り解消法としては、まず、「なんでも食べることが赤ちゃんにいいこと」とは思わないことです。もちろん、栄養の行き届いた食事を心がけることは大切ですが、だからと言って、おもちを10個も食べてしまっては本末転倒です。
妊娠中に大切なことは暴飲暴食でなくて、いかにバランスのとれた食事をするかです。まず、太りやすい脂っこいものや甘いものは控えるようにしましょう。
おせち料理やお正月料理のいいところは、たくさんの料理が準備されていることです。その中から、妊娠中のからだにいいものをうまく選択するようにしましょう。
れんこんやごぼうなどの根菜類はおすすめです。食物繊維の多く含まれているものは妊娠中の便秘予防になります。
また、妊婦さんにとっては体を温めることが大事です。血行がよくなるねぎやしょうがが入った料理をとるようにしましょう。温かいスープもいいかもしれません。
妊娠高血圧症候群
妊娠中に正月太りで体重が増え過ぎてしまうと、「妊娠高血圧症候群」になる可能性もあります。妊娠高血圧症候群は、おもに妊娠後期に見られる高血圧と蛋白尿を主とする一連の疾患群の総称のことです。妊娠中毒症としても知られています。妊娠高血圧症候群が妊娠糖尿病を引き起こす恐れもあります。
逆に妊娠中にやせすぎてしまうと低出生体重児になってしまう恐れがあります。妊婦さんの体重の目安として、妊娠前の10kgの体重増加が目安です。1か月に1kgずつ増加していくのが理想的です。
まとめ
妊婦さんは太りやすい体質なので、太ることは仕事だと思った方いいと思います。過度の太り過ぎや痩せすぎは注意しなければいけませんが、常識の範囲内ならあまり気にしない方がいいと思います。
妊娠中で一番大切なのは、その期間の心の持ち方です。あんまり、体重を気にしてイライラしていると、赤ちゃんによくありません。ストレスがすごく赤ちゃんに影響しやすいです。
何も気にしないで、おおらかな気持ちで妊娠中を過ごすことの方が体重制限よりも大切なことです。
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