妊婦のインフルエンザの予防接種は?チメロサールは大丈夫?

インフルエンザ

妊婦さんのインフルエンザの予防接種はどうなのか。

いろいろ気になることが多いと思います。

特にインフルエンザの予防接種のワクチンのなかに含まれているチメロサールの安全性は気になるところです。

インフルエンザ予防接種のチメロサール

妊婦さんのなかには、インフルエンザ予防接種のなかに含まれているチメロサールを気にしている人が多いです。何かあると本当に心配ですよね。特に妊娠中であればなおさらです。

チメロサールはインフルエンザ予防接種のワクチンのなかに含まれている防腐剤の成分です。液状のワクチンであるため、溶液のなかの雑菌の繁殖を防ぐために、強い殺菌効果のある有機水銀のチメロサールが防腐剤として入っているワクチンがあります。

一般常識として、水銀は人体に有害な物質として有名です。だから、インフルエンザ予防接種のなかに含まれているチメロサールに敏感に反応する人が多いと思います。

結論からいうと、1回のワクチンに含まれる防腐剤(チメロサール)の量では人体への影響はありません。また、複数のワクチンを接種しても1週間以上の間隔をあけますので、許容量を超えることはないです。

インフルエンザ予防接種よりお寿司の方が危険?

注射液1mlあたり、チメロサールが「0.004~0.008mg」含まれています。1回のワクチン接種量は0.5mlなので「0.002~0.004mg」です。

魚介類に含まれる水銀の量は「0.01~0.24ppm」ぐらいです。1週間に200gの食用の魚を食べると、水銀量「0.002~0.004mg」を取り込むことになります。

また、インフルエンザワクチンに含まれる「エチル水銀」より、魚介類に含まれる「メチル水銀」の方が、毒性が強く身体に蓄積されやすいです。

マグロやカジキは食物連鎖の上位にいますので、マグロには高い濃度のメチル水銀が蓄積されています。妊婦さんはマグロ類やカジキ類を食べるのを制限されています。

メチル水銀はマグロの握り寿司1貫分にインフルエンザ予防接種のワクチンよりも、3~7倍の水銀を含んでいます。

インフルエンザ予防接種よりお寿司の方が危険な理由がわかりましたか。

チメロサールのインフルエンザ予防接種の妊婦への影響

インフルエンザワクチンに含まれる防腐剤(チメロサール)は微量で、しかも体内に蓄積されません。防腐剤を使用していて、これまで重篤な副作用があったという報告はありません。

防腐剤入りのインフルエンザワクチンを接種しても、すぐに体外に排出されます。特別なな副作用もありません。そのため、妊婦さんが防腐剤(チメロサール)が含まれているインフルエンザ予防接種を受けても危険なことはないとされています。

まとめ

妊婦さんはインフルエンザにかかると重症化しやすいです。日頃から、手洗い、うがいをしてください。

インフルエンザにかかるリスクを考えれば、インフルエンザ予防接種を受けておきたいものです。

チメロサールは微量で体内に残らないから安全ですが、それでも心配な方はインフルエンザの予防接種ワクチンのなかに「防腐剤不使用」のものがあります。

妊婦さんは病院で防腐剤が入っている予防接種か防腐剤が含まれない予防接種を選ぶことができます。受ける前に病院や医師に納得いくまで相談して下さい。

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