節分の豆まきのやり方は?その作法は?マンションでの仕方

節分

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なぜ、節分の日に豆をまくのでしょうか。

節分は春を迎える立春の前日です。名前のごとく季節の分かれ目という意味があります。

季節の変わり目には邪気が入りやすいとされています。

また、むかしは冬から春になるのを、新たな1年としていました。節分は大晦日のような意味合いがありました。新たな1年の前に邪気を払うためにいろいろな行事が行われていました。豆まきはそのひとつです。

豆は邪気を払う神聖なものでした。豆には穀物の精霊が宿っている神聖なものと見られていました。

  

節分の豆まきのやり方(まく物)

節分の豆まきのやり方ですが、節分には炒った大豆を使うのが一般的ですが、あまり散らばらない、拾いやすい、拾って食べるのに抵抗がないということで、殻つきの落花生をまく家庭が増えてきています。

落花生をまくところが多いのは、北海道や東北などの寒い地方や鹿児島や宮崎などの九州地方で見られる風習です。

もともとの落花生をまく風習の発祥は北海道で、雪の中で豆まきをしても、その後、拾って食べることができるという合理的な理由から、落花生がまかれたそうです。

鹿児島や宮崎で落花生がまかれるのは、鹿児島に落花生の産地があるという理由でした。

ちなみにわが家では、豆の入った小袋をそのまま、まいてます。さすがに床に落ちた大豆をそのまま食べることには抵抗があります。

大豆のお菓子の小袋が発売されてからは、袋ごとまいているご家庭が多くなってきているのではないでしょうか。

節分の豆まきのやり方(作法)

むかしは、節分で豆をまくのは、その家の主人の役割でした。また、年女、年男、厄年の人がすると縁起がいいと言われています。今は家族みんなで楽しく豆まきをしている家庭がほとんどです。

節分の豆まきのやり方ですが、鬼を家から追い出すイメージで、「鬼は外」と声をかけながら、部屋から玄関の方へ豆を投げます。それから「福は内」と声をかけながら、部屋に向かって豆を投げます。

豆まきが終わったら、まいた豆や落花生を拾って、自分の年齢より1つ多く食べます。

節分の豆まきのやり方(マンション)

マンションでは節分の豆まきは少し注意が必要です。ベランダにまくと、ベランダから豆が下に落ちてしまうかもしれません。あまりに高いマンションなら、下を歩いている人に迷惑をかけることになります。

また、共有廊下にまかれては、他の人にとってはゴミ以外のなにものでもありません。家の中は散らかしても、家の外にまかれるのは気をつけた方がいいです。

どうしても外にまきたかったら、ベランダから落ちないように手前にまくか、豆を置く程度でいいと思います。

私もマンション暮らしでしたが、大豆の小袋をベランダに置いてました。節分のしきたりというよりも、豆まきを節分のひとつのイベントと考えて行う方が楽しいです。

まとめ

節分の豆まきのやり方として、あまり正式なものはないようです。豆であれば大豆であろうと、落花生であろうとなんでもいいみたいです。

今は豆の小袋も売っているので、小袋ごと豆まきすれば、掃除の手間もなくなります。だからといって、なんでもかんでもまいたらいいとは思いません。

豆には、魔を滅するという「魔滅(まめ)」という漢字があてられます。豆をまくことで、鬼を追い払う(魔を滅する)というふうに考えられています。

落花生でもピーナツでも、豆菓子でもいいですが、チョコレートやせんべいでなくて、豆類をまくようにしましょう。

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