静電気を予防したいのが、冬の空気が乾燥している時期です。
空気が乾燥していると、どうしても静電気が発生しやすいです。
寒いとこの時期、どうしても手放せないのが、フリースです。フリースはとても軽くて、暖かいので、一時期、大流行しました。今でもフリースを着る人が多いです。
フリースはポリエステル系の化学繊維です。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は静電気を帯びやすいです。衣類が静電気を帯びると、パンストが伝線しやすいですし、金属のドアノブを触ると、静電気がはじけて痛い思いをします。
静電気を予防する(柔軟剤)
柔軟剤を使うと衣類のすべりがよくなります。すべりがよくなると、摩擦によって発生する静電気を抑えることができます。
衣類を洗濯するときは柔軟剤を入れるようにしましょう。でも、洗濯洗剤と柔軟剤をいっしょに混ぜてしまうと柔軟剤の効果がなくなります。
柔軟剤は洗いあがりを柔らかくして、香りをつけたり静電気を抑える効果があります。洗濯洗剤は汚れを落とすものですが、柔軟剤を落とす効果もあります。
最初から洗濯洗剤と柔軟剤をいっしょに入れるのではなく、すすぎの後に柔軟剤を入れるようにしましょう。最近の洗濯機には、柔軟剤を入れるところがあって、きちんとすすぎの後に柔軟剤が入るようになっています。
静電気を予防する(柔軟剤のスプレー)
衣類の静電気を予防するのには、洗濯の時に柔軟剤を使用するのがいいですが、たとえば、金属のドアノブの静電気を取りたいとか、車のドアノブを触るのが恐い人もいます。
そういう時は柔軟剤のスプレーを持っていると、とても便利です。スプレーの容器は100均で売っていますし、それに柔軟剤5滴ぐらいたらして、水100mlを入れればできあがりです。
ただし、濃い香りが好きだからといって、柔軟剤の濃度を濃くするのはよくありません。必ず、5%以下にしてください。100mlの水に対して5mlです。
静電気を予防する柔軟剤のスプレーは、香水代わりにもなります。香水のにおいがきつくて嫌いな方はふわっとしたやわらかい香りの柔軟剤のスプレーを試してみてください。
柔軟剤のスプレーは、香水代わりとして洋服にふりかけることができますが、カーテンやソファなどの布製品にも使用できます。
柔軟剤のスプレーの効果
柔軟剤のスプレーは優しい香りだけではありません。静電気を発生しにくくするので、花粉やほこりの衣類への吸着を防止することができます。
柔軟剤のスプレーをスカートの内側にひとふりしておくと、静電気による脚へのまとわりがなくなります。また、ストッキングの静電気も防ぐことができます。
また、香りがなくなってしまった洋服に柔軟剤のスプレーをふりかけると、香りがよみがえってきます。
柔軟剤のスプレーは部屋の掃除にも使うことができます。テーブルや部屋の香りづけにもなりますし、フローリングに使うとコーディングされて、ちょっとしたワックス効果もあります。
柔軟剤のスプレーの注意点
柔軟剤のスプレーは、たとえ水に対して5%以下の柔軟剤ですが、それでも洗濯での柔軟剤の使用に比べると濃度が高いです。
どのような洗剤や柔軟剤にも書かれていることですが、肌の弱い人はもっと薄めて使用するか、使用を中止してください。
また、柔軟剤のスプレーは柔軟剤を薄めて使用するために、防腐剤も薄められてしまいます。そのため、防腐剤の効果がほとんどなくなります。
柔軟剤のスプレーはこまめに作るようにしてください。長期に渡っての使用は止めてください。せいぜい一週間です。肌のトラブルがあった場合は近くの医療機関にかかってください。
まとめ
静電気を予防するには衣類を洗濯するときに柔軟剤を使用しましょう。
柔軟剤を5%以下で薄めて作った、柔軟剤のスプレーを携帯するのも便利です。スカートの内側やストッキングの静電気を防いてくれます。
金属のドアノブや車のドアノブを触るときは、柔軟剤のスプレーをふりかけるか、ドアノブを触る前に、近くの壁や地面や石ころに触れてから触るようにしましょう。これだけでも静電気を防ぐことができます。
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