ピアスをしていない女性は見当たらないくらいに、ほとんどの女性がピアスをつけるようになりました。
最近ではおしゃれな男性達もピアスをするようになりました。
でも、ピアスをつけて、耳が腫れてきたり、何かしらのアレルギー症状が出てきている人も増えてきています。
ピアスでアレルギーになるのか?花粉症との関係は?
ピアスでアレルギーになるのかというと、アレルギーになる可能性があります。ピアスから汗などの分泌物によって、金属イオンが流れ出て、それが人間が持っているタンパク質と結合してアレルゲン(抗原)を作ってしまうのです。
花粉症でいうスギとかひのきなどの花粉(抗原)のようなものですが、それが人間の体には敵だと認識されて、体内に抗体が作られ、次回、花粉が侵入するとそれを追い出そうとして、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状になって現れるのです。
ピアスをしてアレルギー症状が現れるのは、金属が原因になっているので、金属アレルギーと言われています。
金属なので、ピアスに限らず、ネックレスやブレスレットでも金属アレルギーになる可能性もあります。ときには金属の入れ歯でも金属アレルギーになってしまいます。
金属アレルギーを起こしやすい金属
★金属アレルギーを起こしやすい金属は
ニッケル
コバルト
クロム
銅
亜鉛
真鍮
水銀
バラジウム
錫(すず)
など
★金属アレルギーを起こしにくい金属
金
銀
白金
プラチナ
チタン
タンタル
ジルコニウム
ステンレス
など
ピアスで金属アレルギーになりやすいもの
ネックレスやブレスレットは金属が皮膚の表面に接触します。ピアスは金属が皮膚の組織に接触します。ピアスの方が金属アレルギーになる可能性が高いです。
金属アレルギーにならないためにもピアスはしない方がいいです。どうしてもピアスがしたいのでしたら、金属アレルギーになりにくいものを選ぶ方がいいです。でも、金属アレルギーが起こりにくいだけで、まったく起こさないわけではありません。
純チタンや、医療用ステンレスの方がまだましだということです。金の場合は純金がいいですが、純金になると傷つきやすく雑菌が繁殖しやすいです。
また、強度の強い合金だと他の金属を混ぜ合わせているので、その金属が金属アレルギーを起こすかもしれません。
金メッキでは金の下が別のものです。しかも金がきれいに貼れるように、ニッケルメッキをしていることが多いです。安物のピアスは金属アレルギーになる可能性が高いです。
まとめ
ピアスでアレルギーになるのかというと、アレルギーになる可能性があります。ピアスをつけていると金属アレルギーになります。
金属アレルギーと花粉症のアレルギーの関係性は直接の関係性はないという説と入れ歯などの金属を使うようになってから花粉症が増えてきたという説もあります。
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