ナッツアレルギーは子供に発症しやすい重篤なアレルギーの病気です。
花粉症の人は大人でもナッツアレルギーに罹ってしまう可能性があります。
ナッツアレルギーと花粉症との関係
ナッツアレルギーと花粉症との関係はあると言われています。ハンノキ、シラカンバなどのカバノキ科花粉症に合併する口腔アレルギー症候群の原因食物として、クルミやヘーゼルナッツなどのナッツ類、果物、野菜が知られています。ナッツ類、果物、野菜、花粉に同じような抗原があると考えられています。
花粉症にかかった人は、その花粉に対する抗体がすでに体にできあがっているわけですが、その抗体が花粉の抗原とナッツの抗原を区別することができずに、ナッツを食べると抗原が入ってきたと勘違いして、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を出してしまうのです。
ナッツアレルギー
ナッツとピーナッツのアレルギーは、その症状が重篤な部類に入ります。最近、ナッツアレルギーの発症率が高くなっています。
★厚生省がアレルギー物質を含む食品に関わる表示義務のあるもの
クルミ
アーモンド
ハシバミ
カカオ
ココナッツ
ピーナッツ
ブラジルナッツ
カシューナッツ
ナッツが入っている食べ物
ナッツアレルギーはクルミやアーモンド、ピーナッツのナッツそのものを食べなければいいというわけではありません。多くの食品にナッツが入っています。その食品も食べることができません。
最近は菓子パンや手作りパンのなかにナッツが入っているものが多いです。カレー粉のなかにもナッツが入っていることもあります。
パン
和え物
カレー
チョコレート
杏仁豆腐
アイスクリーム
ケーキ
クッキー
リキュール
シリアル
食用油
担々麺
など
まとめ
花粉症の人がナッツアレルギーになる可能性があります。それは花粉の抗原とナッツの抗原が似ているからです。花粉症ですでに体内に作られている抗体によって、ナッツアレルギーを発症することがあります。
ナッツアレルギーは、木の実そのものだけでなく、ナッツが入っている食物でも発症する可能性がありますので、特にカバノキ科花粉症の人はナッツの入っている食べ物には注意が必要です。
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