花粉症の目元の腫れや肌荒れをなくすにはいったいどうすればいいでしょうか。
目元の腫れは絶対にこすってはいけません。
目元をこすらない
目元の皮膚は、そのほかの体の皮膚に比べて薄いです。つまり摩擦にすごく弱いところです。目元をこすることによって肌のバリア機能が壊れてしまいます。目元をこすると皮膚が炎症を起こすだけではありません。
目元をこすることで発生した活性酸素が、目元のたるみ、しわ、しみ、くまなどの色素沈着を速めてしまいます。年齢の若い時は花粉症の時期だけの目元の肌荒れかもしれませんが、高齢になると目元のたるみ、しわ、しみ、くまがひどくなっていきます。
目元のスキンケアを忘れない
花粉症の目元の腫れや肌荒れをなくすにはスキンケアは欠かせません。敏感肌ではない方は目の周りに油分の多いアイクリームなどをたくさん塗りましょう。皮脂腺が少ない目の下の皮膚に油分を塗ることで摩擦が減ります。摩擦が減ることで肌を守ることができます。
ところが敏感肌の方が油分の多いアイクリームを塗ると目のかゆみが増す場合があります。敏感肌の方は、花粉症が始まる前から敏感肌用の化粧品に替えて目のかゆみに備えてください。
目がかゆくなってきたら、目を冷やすことで目のかゆみを緩和することができます。濡れタオルを冷蔵庫に入れておいてもいいですし、タオルを流水につけて絞ってから目に当ててもいいと思います。今は市販のもので目を冷やすものもたくさん販売されています。
点眼液(目薬)について
目のかゆみを感じたときは眼科のお医者さんに診てもらうのがいいですが、忙しくて行けない場合は市販の目薬をさすと、少しは目のかゆみが緩和されます。花粉症による目のかゆみ、充血には、抗アレルギー作用のある目薬を使ってください。
市販の目薬で効果がなければ、眼科で処方される目薬を使うことになります。眼科ではステロイドの点眼液を処方されることもあります。
ステロイドの点眼液は効き目がありますが、感染症を悪化させたり、眼圧を高めるなどの副作用は知っていた方がいいかもしれません。眼圧が高くなると緑内障などの病気になりやすくなります。
お医者さんが処方される薬は効果が高い分、副作用もありますので、しっかりと使用方法は守ってください。ステロイド点眼液はお医者さんしか処方できません。
花粉症のアレルギー症状が出る時期は、目のかゆみのために市販の洗眼液や水道水などで目を洗う人が多いですが、洗眼液や水道水では目に必要な成分まで洗い流してしまいます。そのため、ドライアイの原因になる場合もあります。
今は防腐剤の入っていない目の成分に近い人工涙液タイプの生理食塩水の点眼液が販売されています。人工涙液タイプの点眼液なら目に必要な成分まで洗い流すことはないでしょう。それでも点眼液のさし過ぎもよくありません。
まとめ
花粉症の目元の腫れや肌荒れをなくすには、あまり目をこすらないようにしましょう。目がかゆいときには、目元をこするのではなく目元を冷やしましょう。また、点眼薬を使いましょう。
市販の点眼薬が効かないのなら、眼科を受診して、お医者さんの処方された点眼薬を使いましょう。お医者さんが出す点眼薬は効果が期待できる分、副作用も強いので、使用方法は守ってください。
目を洗う場合は、目に必要な成分も洗い流してしまう洗眼液や水道水よりも、防腐剤の入っていない涙の成分に近い人工涙液タイプの点眼液がいいです。
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