ラジエーター冷却水にはクーラントが使われます。クーラントいうのは不凍液のことです。
エンジンの中には冷却水の通路があります。そのなかを冷却水が循環しています。
冷却水が凍りついてしまうと体積が膨張してエンジンを破壊してしまいます。
クーラントにはLLCと呼ばれるロングライフクーラントとスーパーロングライフクーラントがあります。
スーパーロングライフクーラントの方が、ロングライフクーラントに比べて寿命が長いです。
また、ロングライフクーラントの色は緑色または赤色ですが、スーパーロングライフクーラントは青色です。
スーパーロングライフクーラントはロングライフクーラントより長持ちですが、水道水を補充すると本来の性能が維持できなくなります。スーパーロングライフクーラントを補充する場合は精製水か希釈された状態で販売されているものを使って補充します。
ロングライフクーラントは水道水でも補充することができます。
また、ロングライフクーラントは緑と赤を混ぜても問題はありませんが、これにスーパーロングライフクーラントを混ぜることはできません。
車の冷却水の交換方法は?
最初にラジエーターキャップをはずしますが、冷却水の温度が高いと熱湯が吹き出します。エンジンが冷えていることを確認してください。
次に、ラジエーターの下の蝶ねじを緩めて冷却水を排出してください。古くなった冷却水は有害物質なので、必ず回収するようにしてください。
ラジエーター冷却水が排出し終わったら、ラジエーターの下の蝶ねじを締めて、ラジエーターいっぱいに水道水を入れます。水道水を入れ終えたらエンジンを作動させて、冷却経路内のすすぎをします。この時、必ずヒーターもつけておいてください。
5分くらいエンジンを回したあと、また、ラジエーター内の水を排出してください。水が透明になるまで、この作業を繰り返します。
水が透明になったら、蝶ネジを締めてクーラントを補充していきます。ロングライフクーラントでクーラントが6L入る場合には、最初に3Lのロングライフクーラントを入れます。そのあと、3Lの水道水を入れます。足りなければ、そのあとロングライフクーラントを足していきます。
次に行なうのが、冷却水のエア抜きです。エンジンをかけて冷却水を補充しながら、ラジエータホースを揉むなどしながらエアを排出してください。
車の冷却水の交換費用はいくら?
車の冷却水の交換費用は自分でやると、クーラントの金額と精製水の値段、水道水を使えば、クーラントの金額ですみます。だいだい1000円から2000円ぐらいです。
もし、整備工場でお願いするとしても、車の冷却水の交換費用は、車の車種によっても違いますが、だいだい3000円から6000円ぐらいです。
なかにはクーラントを買えば、交換費用は無料でやってくれるところもあるそうです。エア抜きの手間を考えると、やはり整備工場にお願いした方がいいのかもしれません。
車の冷却水の交換時期はいつ?
ロングライフクーラントは2年ごとの交換が推奨されています。スーパーロングライフクーラントは、車両の取扱説明書の交換時期に基づきます。
クーラントの主成分のエチレングリコーレンは、少しずつ酸化していきます。2年たっていなくても、劣化の状態がひどい場合は交換する必要があります。
2年たっていなくても冷却水が不足している場合もあります。冷却水が少なくなっていたら補充する必要があります。半年に一度はチェックして残量を確かめた方がいいです。
まとめ
ラジエーター冷却水にはクーラントが使われます。クーラントいうのは不凍液のことです。
クーラントにはLLCと呼ばれるロングライフクーラントとスーパーロングライフクーラントがあります。スーパーロングライフクーラントの方が、ロングライフクーラントに比べて寿命が長いです。
車の冷却水の交換費用は自分でやると、クーラントの金額と精製水の値段、水道水を使えば、クーラントの金額ですみます。だいだい1000円から2000円ぐらいです。
もし、整備工場でお願いするとしても、車の冷却水の交換費用は、車の車種によっても違いますが、だいだい3000円から6000円ぐらいです。
ロングライフクーラントは2年ごとの交換が推奨されています。スーパーロングライフクーラントは、車両の取扱説明書の交換時期に基づきます。
2年たっていなくても冷却水が不足している場合もあります。冷却水が少なくなっていたら補充する必要があります。半年に一度はチェックして残量を確かめた方がいいです。
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