熱中症は高温で多湿な環境で、
私たちの身体が適応できないことで生じる
さまざまな症状の総称です。
子供が夜、発熱したら熱中症?
子供が夜、発熱したら熱中症と疑う人もいます。たしかに熱中症で熱が上がることもありますが、それは熱中症でも重症の部類になります。
昼間の暑いなかで元気に遊んでいて、夕食もしっかり食べたあと、夜になって熱が出るのは熱中症ではありません。
熱中症は暑い環境や運動によって、水分だけでなく塩分が失われるために起こる症状です。熱中症は連続して変化する病態です。
1.体に水分と塩分が少なくなることで元気が無くなります。
2.しだいに進行すると意識がもうろうとしてきます。
3.塩分が少なくなるので、けいれんを起こしたりします。
4.水分が少なくなるので、体温が上昇してきます。
お年寄りに熱中症が多いのは、体内の水分量が少ないのに、暑さを我慢するからです。我慢強いこともあります。また、年をとると喉の渇きを感じにくくなります。
子供の場合は、子供の年齢によって変わってきますが、小学生以下の子供の場合は、自分ひとりでは自分の体のことを考えることができないと思います。小学生の高学年ぐらいからようやく自分で考えられるようになると思いますが、遊びに夢中になると、自分が脱水状態になっているのも忘れてしまいます。
やはり、保護者がしっかりと見守りする責任があると思います。たとえば日中の車の中や家の中に子どもだけで放置するのは極力避けた方がいいでしょう。
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