空腹のときに胃がキリキリ痛むことはありません。現代の胃痛のほとんどがストレスからきていると言われています。ところが胃痛が慢性化すると胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんに発展することもあるから要注意です。
胃痛の原因は?キリキリ痛む?
胃腸がキリキリ痛むことはありませんか?キリキリ痛んでいるひとつの原因として考えられるのは、胃酸の過剰分泌です。
胃酸は食べ物の消化には欠かせないものです。また、口から入ってくる多くのばい菌を殺菌する役割もあります。ところが胃酸で胃そのものがなぜ消化されないのか不思議に思った人はいませんか。実は胃の内側には粘液による膜が張られているのです。普通の状態では胃そのものは消化されることはありません。
ところが、ストレスや食べ過ぎ、暴飲暴食によって、胃酸が過剰に分泌されてしまうと、胃粘膜がダメージを受けることがあります。胃粘膜が炎症を起こして、キリキリ痛むわけです。
胃痛の原因は?空腹の場合は?
先ほど話した、胃酸によって胃がキリキリ痛むのは、実は空腹に多いです。空腹では胃に食べ物がないので何も消化するものがありません。空腹のときは普通の状態では胃液が分泌されることはありません。
ところが過度のストレス、過労により胃酸が分泌されてしまうのです。これを胃酸過多症といいますが、胃の痛む以外にも吐き気を催したり、食欲不振、下痢などの症状が出ることもあります。
胃酸過多症も一時的な場合は、休養をとるなり、食生活を気をつけるなりしていれば、自然と回復に向かいますが、慢性化すると胃炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃ガンなどに悪化してしまいます。
十二指腸潰瘍の場合は、空腹時に胃酸が十二指腸まで流れ込んでしまいます。あまりに空腹時の痛みが強いなら十二指腸潰瘍を疑う必要があります。十二指腸潰瘍は食べ物を口に入れることで痛みが治まることがあります。
どちらにせよ、痛みが続く場合は医者に診てもらってください。胃ガンの可能性だってあるわけですから。十二指腸潰瘍の場合はヘリコバクター・ピロリ菌に感染されている場合もあります。
胃痛の原因は?食後の痛みは?
胃痛の原因として胃酸過多が考えられますが、食後の痛みの場合は、まず、食べ過ぎが考えられます。食べ過ぎるとそれを消化するために、胃が頑張って、胃酸を過剰に分泌してしまいます。早食いも同じです。食べ物が十分に消化されないまま胃にやってくると、胃酸を過剰に出すしかありません。
脂質の多い食べ物もそうです。肉など脂っこい食べ物が胃に入ると、それを消化するために胃酸が過剰に分泌されます。アルコールや香辛料などの刺激物もそうです。刺激物は胃酸を過剰に分泌させるだけではなく胃壁を痛めつけることになります。
慢性の胃酸過多が胃炎や胃潰瘍に悪化してしまいますが、胃炎や胃潰瘍などの消化器系の病気をあると、そこが痛みを感じます。
胃炎は胃が炎症を起こしている症状ですが、胃壁が何度も胃酸に痛めつけられると、そこが胃潰瘍になります。胃潰瘍になると、食事によって胃が食べ物に入ることで潰瘍を刺激したり、胃酸の分泌が増えるため、食後に胃の痛みが強くなります。
まとめ
胃腸がキリキリ痛むことはありませんか?キリキリ痛んでいるひとつの原因として考えられるのは、胃酸の過剰分泌です。
ところが過度のストレス、過労により胃酸が分泌されてしまうのです。これを胃酸過多症といいますが、胃の痛む以外にも吐き気を催したり、食欲不振、下痢などの症状が出ることもあります。
十二指腸潰瘍の場合は、空腹時に胃酸が十二指腸まで流れ込んでしまいます。あまりに空腹時の痛みが強いなら十二指腸潰瘍を疑う必要があります。十二指腸潰瘍は食べ物を口に入れることで痛みが治まることがあります。
どちらにせよ、痛みが続く場合は医者に診てもらってください。胃ガンの可能性だってあるわけですから。十二指腸潰瘍の場合はヘリコバクター・ピロリ菌に感染されている場合もあります。
胃炎は胃が炎症を起こしている症状ですが、胃壁が何度も胃酸に痛めつけられると、そこが胃潰瘍になります。胃潰瘍になると、食事によって胃が食べ物に入ることで潰瘍を刺激したり、胃酸の分泌が増えるため、食後に胃の痛みが強くなります。
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