私は50代の男性です。5年前に心筋梗塞で倒れ九死に一生を得ました。それから食事制限をして、食べたいものを我慢してきました。ところがまた、心筋梗塞になりかけて、詰まりかけた冠動脈をステント術で拡げて、金属ネットを張り付けました。
コレステロールが高い原因は遺伝か?
実はコレステロールの高い食事と血中コレステロール値とはあまり関係しないというデータが発表されています。日本の厚生労働省も2015年4月に日本人の食事摂取基準のなかの、成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃しています。
健康診断では血液検査で血液中のコレステロール濃度を測ります。血中のコレステロール濃度が高いと血管の内側に脂質が溜まり動脈硬化になります。動脈硬化になると心筋梗塞や脳卒中になりやすいです。
私も5年前の心筋梗塞で入院した時には、管理栄養士から「卵は1週間に1個いしてください。」「なるべくウニ、いくら、イカ、エビなどの魚介類は控えてください。」と言われた気がします。今回の入院ではコレステロールを含む食事については、何も言われませんでした。
1.朝食を食べる
2.バランスのいい食事を取る
3.野菜をたくさん食べる
4.暴飲暴食をやめる
これぐらいのアドバイスでした。
それなので、私は遺伝が影響しているのかなと考えるようになりました。実は私の父親も同じ年代の時に心筋梗塞で倒れているのです。父親は戦争を経験していますし、今のようにコレステロールの高い食事をしているとは思えないのです。
卵や肉は贅沢品でしたし、私の子供の頃でさえ、卵や肉をたくさん食べて記憶がありません。ウニやイクラも、今は回転寿司で食べることができますが、むかしは寿司屋さんは高くて入れないイメージがありました。
遺伝の病気として「家族性高コレステロール血症」というものがあります。LDLコレステロール値が遺伝的に高い病気です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールとして有名ですが、「家族性高コレステロール血症」になると若くして心筋梗塞になりやすいそうです。
私の場合は50歳なので、なんとも微妙なところですが、遺伝が影響しているという理由に食べ物の好みが似てくるとか、食生活が似てくるという話もありますが、戦後と今ではまったく食生活は違います。
痩せている人でもコレステロールが高い原因
コレステロールの高い人のイメージとして、太っている人を想像する人が多いと思います。私も肥満もコレステロールが高くなる原因だと思って、運動したり、暴飲暴食をやめて、体重を太らないように気をつけています。
ところが痩せている人でもコレステロールの高い人がいます。痩せているのに血液中の中性脂肪が高い人は、食事からの脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪より血液中に留まりやすい体質だと言われています。
体質だと言われてしまえば、それまでですが、自分で気をつけるしかありません。やはり、暴飲暴食やストレスも影響しているとも言われています。でも、実際のところはよくわからないのが現状のようです。
また、コレステロールの高いものや脂っこい食事を摂らなかったとしても、血中のコレステロール値が高くなってしまう場合もあります。実はコレステロールの7割ぐらいは体内で作られているので、口からコレステロールを摂らなかったとしても、体に必要な量のコレステロールは体内で生成されます。
残りの3割は食事から摂られてはいますが、必ずしもコレステロールを含んだ食事でなくてもよく、体は糖質や脂質からでもコレステロールを作ることができるそうです。
だから、3つの「あ」には要注意です。
1.アルコール
2.甘いもの
3.油もの
また、食生活のなかでも気をつけないといけないのが、パンの食べ過ぎです。パンには脂質や糖質がたくさん含まれています。特に菓子パンは注意です。ちなみに私は菓子パンが大好きです。
それから、マヨラーです。サラダに必要以上にたくさん、マヨネーズやドレッシングをかけるのもアウトです。まったくドレッシングをかけない野菜よりは、ドレッシングをかけた野菜の方がたくさん栄養素を摂れるという報告もあります。でも、かける量にもよるということです。
最近、流行りのオリーブオイルもコレステロールを下げると言われていますが、油は油ですので、摂り過ぎには注意が必要です。
コレステロールが高い原因はストレス?
こうなってくるとコレステロールが高い原因は口から入る、ウニ、イクラ、あん肝、イカ、エビなどのコレステロールというよりも、もっと気をつけなければいけないものがあるということが言えると思います。
そのなかであまりよくわかっていないものがストレスです。ストレスは自分でも気がつかないうちに、知らず知らず受けているものです。また、ストレスといえば、悪い意味に理解している人もいますが、専門家の中ではよい感情もストレスとして考えられています。たとえば、楽しかったとかうれしかったとか、そういう感情の刺激もストレスと考えられています。
また、同じストレスだったとしても、人によってはそれをストレスと感じない場合もあります。その人の性格や考え方によっても大きく左右されます。
ストレスが増えてくると体内の活性酸素が増えてきます。コレステロールは抗酸化力がありますので、体の酸化を止めるために、脂肪組織や肝臓からコレステロールを取り出して血液の中に流します。また、ストレスによって、体内の細胞の機能の低下により、善玉コレステロールが血液中の不要なコレステロールの回収ができずに、悪玉コレステロールが増えていきます。
ストレスを溜めないためには、しっかりとした睡眠と運動不足にならない程度の頑張らない運動が重要です。あとは趣味に没頭したり、自分の好きな音楽を聞いたり、好きな映画、芝居を見るのもいいのかもしれません。
まとめ
実はコレステロールの高い食事と血中コレステロール値とはあまり関係しないというデータが発表されています。日本の厚生労働省も2015年4月に日本人の食事摂取基準のなかの、成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃しています。
私も5年前の心筋梗塞で入院した時には、管理栄養士から「卵は1週間に1個いしてください。」「なるべくウニ、いくら、イカ、エビなどの魚介類は控えてください。」と言われた気がします。今回の入院ではコレステロールを含む食事については、何も言われませんでした。
1.朝食を食べる
2.バランスのいい食事を取る
3.野菜をたくさん食べる
4.暴飲暴食をやめる
これぐらいのアドバイスでした。
遺伝の病気として「家族性高コレステロール血症」というものがあります。LDLコレステロール値が遺伝的に高い病気です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールとして有名ですが、「家族性高コレステロール血症」になると若くして心筋梗塞になりやすいそうです。
コレステロールの高い人のイメージとして、太っている人を想像する人が多いと思います。私も肥満もコレステロールが高くなる原因だと思って、運動したり、暴飲暴食をやめて、体重を太らないように気をつけています。
ところが痩せている人でもコレステロールの高い人がいます。痩せているのに血液中の中性脂肪が高い人は、食事からの脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪より血液中に留まりやすい体質だと言われています。
残りの3割は食事から摂られてはいますが、必ずしもコレステロールを含んだ食事でなくてもよく、体は糖質や脂質からでもコレステロールを作ることができるそうです。
だから、3つの「あ」には要注意です。
1.アルコール
2.甘いもの
3.油もの
ストレスが増えてくると体内の活性酸素が増えてきます。コレステロールは抗酸化力がありますので、体の酸化を止めるために、脂肪組織や肝臓からコレステロールを取り出して血液の中に流します。また、ストレスによって、体内の細胞の機能の低下により、善玉コレステロールが血液中の不要なコレステロールの回収ができずに、悪玉コレステロールが増えていきます。
ストレスを溜めないためには、しっかりとした睡眠と運動不足にならない程度の頑張らない運動が重要です。あとは趣味に没頭したり、自分の好きな音楽を聞いたり、好きな映画、芝居を見るのもいいのかもしれません。
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